SEMFLEX 6x6 Som Berthiot Paris Anasthigmat 75mm f3.8 搭載の中判2眼レフカメラの出品です。
ソンベルチオは、アンジェニューやキノプティック、エルマジーなど、フランス製の個性的なレンズが多い中、P.Angenieuxと並んで、高画質映画撮影用レンズのメーカーとして特に有名です。代表的なシネレンズではなく、あまり見かけない中判カメラレンズです。
ソンベルチオのレンズは、硝材が柔らかいので、経年劣化による前玉にスレキズが多い物がありますが、コレクションで保存していたカメラなので、ヘアーラインがごく薄く見られますが、カビホコリも殆どなく、割合に綺麗なレンズだと思います。
ビューレンズは、f3.3と明るいレンズが付いていますので、ピント合わせがし易いです。ボディに当たり凹みは無く、カメラケースが付属します。
絞り、シャッター、クランク等、可動部分に不具合はありませんので、フィルムを入れればすぐに撮影できます。
フランスのレンズの特徴は、19世紀末~20世紀初頭にかけて、欧米を中心に広く展開されたピクトリアリズム(絵画主義)は、写真と絵画とを完全に分離させ、写真の芸術性や社会的地位を高め、精神性の高い写真独自の芸術表現を目指しました。レンズの特徴は、そんな写真の潮流が根底にあるのかも知れません。
目の前の光景を正確に写し取るのではなく、光の質や変化、人間の目に近いぼやけ方を描く…… それはまさに19世紀後半にフランスで勃興した印象派の絵画と相通ずるものがあるような気がします。
モネやアルフレッド・シスレーの絵のように、フランス製レンズのこのカメラで撮った写真は、それらを彷彿とさせることと思います。
陶器や磁器の個展作品の撮影などに、Som Berthiot のレンズは、絵作りに寄与してくれたパートナーです。
ご検討の程、よろしくお願いいたします.
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